バトルロワイヤル
「よっ!」児玉は保健室に帰ってきた。
「よく無事やったな…!」オレは言った。
「あいつが歩いてるときに撃たれへんかったから屋上のやつと仲間なんかな?って思ったから。」
「屋上のやつって…?」真弓が聞いた。
「先に出てったやつらが撃たれたときに、あの銃弾の角度からして上の屋上かなって」
「なるほど!!」
「まぁとりあえずみんなに武器と飯を配るわ。」
児玉はカバンをあけた。中からは銃が6個ほどと銃弾、残りはおにぎり、りんご、するめ等の大量の食料だった。
「この食料で3、4日はもたせろ。武器は全員に短銃を渡す。このスナイパーはオレがもらうからライフルは…山川、…お前が持て。」
児玉は全員に食料と武器を渡した。
「今から校舎内かぁ……。」御堂は元気がない。
「どうした?御堂。」オレが聞いた。
「もぅオレも死ぬかなって………」
(ボカッ)児玉は御堂を殴った。
「死ぬとか言うんなら今から死ね!……今から校舎内で情報を集めるため2チームに分かれて行動する!!」
「………」御堂は頬をさすって黙った。
「最後に言っとく……」
「………?」
「お前ら死ぬなよ……」
オレ達は保健室から出た。
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