バトルロワイヤル

生きる！！

「うわぁぁあぁあ！！」オレ達は泣き崩れた。
「ごめんなぁ！！」手を地面につけて謝った。
泣いても泣いても涙は出てくる……
「児玉さん達大丈夫ですかぁー！？」柱の影から誰か走ってきた。
理科研究部の向坂賢（さきさか　さとし）だ。
「…ど…うして…お前がここに？」嗚咽をもらしながら健太が言った。
「徳光さんに様子を見てこいって…………それよりあの爆発は何ですか！？」向坂は吹き飛んだ部屋を指差した。
「……オレ達の仲間だ…」児玉はかすれた声で行った。
「……まさか！！御堂君が…。…とりあえず理科室に戻りましょう！」オレ達は涙で前が見えないながらも理科室についた。

―理科室―
「大丈夫か児玉！！」徳光が駆け寄ってきた。他の部員もきた。
「……あぁ。」児玉は全てのことを話した。
「そうかぁ……」徳光は言葉がつまった。
「………ん…痛い……」真弓は頭をなでで起きた。
「気が付いたんか…真弓…。」
「うん。気絶してたみたいね…。てかここは…理科室…？」
「そうだ…。」
「よかった！みんな無事だったのね！」
「………」真弓の言葉に胸が苦しくなり、また涙がでそうになった。
「……御堂が死んだ…。」