バトルロワイヤル
オレが放った銃弾は高田と三国に命中した。
三国は胸を押さえて倒れたが、高田は少し驚いただけだった。
「……やっぱりか…」
(カタカタカタ……フル…)真弓の震えが止まった。
「どういうこと…?」真弓は口をひらいた。
「オレ的には全員防弾ジョッキを着てると思ったけど…2人やったか…。これはまずいぞ……」
「何がまずいの…?」
「やつらには銃が聞かない…!!」
「そんな……」
「…。…や…まかわ…」真鍋はまだ生きていた。
「真鍋!!」
「……これで…バッテリーが少ないから早く…つか……」真鍋はレーザーをオレに渡して口の動きが止まった。
(ザワッ…)目頭が熱くなった。
「真鍋ぇええぇ!!!」
「真鍋君!!!」真弓は真鍋の手を強く握った
「……お前らよくも三国を殺ってくれたな…」
三国は息を引き取っていた。
「死ねェエ!!!」
(ドドドドドドッ…)高田は機関銃を放ってきた。
「真弓っ!!」オレは真弓の頭を抱いて伏せた。

(ドド…カチッカチ…)弾切れだ。
「このポンコツがぁ!!」
(ガシャーン)高田は廊下に銃をたたきつけた。
「…落ち着け高田。」
高橋は言った。
「これで2対2の平等やないか。」
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