年上王子のお嫁さん☆
「…おやすみなさい。」
「あぁ。おやすみ。
また明後日な。」
優しく笑う啓飛に、胸が締め付けられる。
また明後日。
明後日になれば会える、けど
今まで毎日のように会ってたから、1日でも会えないのが寂しい。
今日の朝までは大丈夫だったのに、一回会ってしまったから余計に名残惜しい。
「…うん。また、明後日…ね。」
笑ってみる。
上手く笑えてるか分からないけど。
これ以上、啓飛を見ていると
離れたくなくなるから
手を振って、家に入ろうとした。
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