年上王子のお嫁さん☆


触れるだけの可愛いキスが

今のあたしには、刺激が強過ぎる。




「…っ…///」


「いい夢見れるように、魔法かけておいたからね?」




ニコッと笑って、そんなキザなセリフを言う王子サマは


魔法使いのように、あたしのハートを簡単に掴んでいく。





「……うゎ、キザ。」


「うるせぇ。

じゃ、おやすみな。」




ポンと頭を撫でて


隣の家にある車に乗って、帰って行ってしまった。




車が見えなくなった瞬間、一気に寂しさが込み上げる。



でも、魔法がかかっている間は頑張れるよ。


きっと……




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