年上王子のお嫁さん☆
あたしも、多少は大人になったみたいで
素直に許すことが出来るようになった。
「…仕方ない。許してあげるよ。
でも、子供扱いはしないでね?」
「わかったって。
じゃ、またな。」
優しい笑顔に
心が温かくなる。
……大丈夫。
もう、寂しくない。
あたしも、啓飛に手を振って
もう一度ドアを開ける。
「あ。ストップ。」
「え?」
そこからの滑らかな啓飛の動きは
まるで、スローモーションのようだった。
あたしを引き寄せて
そのままキス。
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