年上王子のお嫁さん☆


振り返ってみると…



「っ……」




珍しく笑顔のない安藤さんが

こっちに向かって歩いてきた。


…ちょっと、警戒してしまう。





「コーヒー?

配るの手伝うよ。」


「…ぁ、ありがとうございます。」



ニコッと笑って、隣にくる。


……なんなんだ?



疑問に思いつつ、コーヒーを入れていると…




「…ねぇ。

メール見てくれた?」


「ぇ……」



彼女の言葉に

言葉を失う。


……なんだって?




「…あたしの気持ち、受け取ってよ……」





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