年上王子のお嫁さん☆


明後日は

啓飛と付き合って1年記念日。



なぜか、絋花も知っていた。




「ねぇ、お祝いするの?
デートとか??」



ニヤニヤしながら聞かれるけど

あたしは黙ってしまう。



その様子を察した絋花は、心配そうにしている。




「…啓飛、ね?

今年から社会人になったから、大変なんだ。
だから、デートは出来ないんだけど…」



そこまで言って、止まってしまう。



「でも、隣の家なんでしょ?

会いに行けるじゃん!!」


「ぁ…うん。そうだね。」




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