年上王子のお嫁さん☆
色とりどりの大きな花火が、今のあたしには胸に染みる。
啓飛と二人で見れたら………
…って、また啓飛のこと考えてるし!!
ボーッとしていると
「ねぇ、誰かお茶買ってきて〜」
絋花の声が聞こえた。
花火の途中にお茶?
全く、絋花らしい。
まぁ、二回にわけて上がるらしいからいいけどね。
「いいよ。あたし行ってくる。
お茶なかったらジュースでもいい?」
「行ってくれるの!?ありがとう♪
炭酸以外ならなんでもいいやっ」
絋花からお金を受け取り、神社まで戻る。
確か、自販機が……あった。
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