年上王子のお嫁さん☆


ニヤリと笑った菊池さんは、俺が残業したくない理由がわかっているみたいで

涼しげな顔でパソコンに向かった。




菊池さんの携帯が鳴ったとき、たまに幸せそうな顔をするところを見ていると

俺も結婚したい と思う。



華を俺だけのものにしてしまいたい。

結婚 という鎖で、繋ぎとめてしまいたい。



でも、結婚するには養っていくための金が必要なわけで

結局は仕事を一生懸命やる ということにたどり着くわけで…



今は、ただ働くしかないよな。




菊池さんの言うことを聞いて、一旦休憩することにした。




.
< 327 / 425 >

この作品をシェア

pagetop