年上王子のお嫁さん☆
ニヤリと笑った菊池さんは、俺が残業したくない理由がわかっているみたいで
涼しげな顔でパソコンに向かった。
菊池さんの携帯が鳴ったとき、たまに幸せそうな顔をするところを見ていると
俺も結婚したい と思う。
華を俺だけのものにしてしまいたい。
結婚 という鎖で、繋ぎとめてしまいたい。
でも、結婚するには養っていくための金が必要なわけで
結局は仕事を一生懸命やる ということにたどり着くわけで…
今は、ただ働くしかないよな。
菊池さんの言うことを聞いて、一旦休憩することにした。
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