年上王子のお嫁さん☆


俺の言葉に首を振る。



「……うぅん。嬉しい…

彼と別れるところまででいいから、あとは華ちゃんといて?


……ありがとう…」




彼女の頬に、一筋の涙が伝った。


もう大丈夫。




安藤さんは……


彼女は、もう一人で歩ける。




彼氏ともきちんとした決別が出来るだろう。



涙を拭う安藤さんの姿に

そんなことを感じた。





明日の花火大会を、俺なりに楽しみにしていた。



華の浴衣姿を想像しながら

……な(笑)





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