年上王子のお嫁さん☆


準備が終わり、中に入る。


神聖な空間。

とても綺麗なステンドグラスやシャンデリアが、明るく照らしていた。



もうすぐ、隣に華が並ぶ。


想像では、涙してる華が

いつもより綺麗な華が、俺の腕に絡まる。




……緊張する。


喜んでくれなかったらどうしよう。



そう考えただけで、心臓がバクバクいい出す。


しっかりしろ……




家族しか座っていない会場。

やっぱり、身内だけでよかった。





……華。


これから、一緒に歩いていこうな?




開かれたドアを見て、自然に微笑む。


純白のベールの中にある瞳が、俺を捕らえた。





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