年上王子のお嫁さん☆


髪型も変わって、完全に「花嫁」状態になる。


あたしは……

啓飛と結婚したいのに。




お母さんたち…ひどいょ……


こんなことなら、買い物についてこなければよかった。

野菜なんて、なんでもよかったのに。



ずっと、啓飛の部屋にいればよかったのに……



今さら、めちゃくちゃ後悔。




「では、こちらにどうぞ。」



ドアを開けてくれるお姉さんは、ニコニコと笑っている。


……後戻り、出来ない。




案内されるまま歩くと…





「ぉ、お父さん!?」


「華……き、綺麗になって…」




大きなドアの前に、スーツを来たお父さんが立っていた。




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