年上王子のお嫁さん☆


「だ、だって……

びっくりして…嬉しく、て…」




ベール越しに見る啓飛は、すべてが完璧で、カッコよくて…


あたし、この人のお嫁さんになるんだ…




「ふっ……可愛い。」


「っ!!///」




いつもと違う、オールバックの啓飛。

白いタキシードが似合いすぎ。




「…ほら、前向いて。」


「うん……」




前には、優しい顔であたしたちを見る牧師さん。


本当に結婚式なんだね……





式が進むほど、あたしの涙腺は緩んでいく。





「では、指輪の交換を。」



綺麗なプラチナのリング。


これって…




「啓飛が選んだの?」


「まぁね。ドレスとか、花とか…その指輪も、華のお母さんと相談しながら決めたんだ。」




そう言って、指輪をとる。




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