年上王子のお嫁さん☆


「仕事、大変?」


「慣れないからちょっとね。
連絡出来なくてごめんな。」




その、力強い腕に抱き締められると安心する。



久し振りの啓飛の匂い。

身体中に広がっていく感覚。




「もう、離れてから3ヶ月か……早い、ね。」


「…もうそんなか。忙しくて、よくわからないな。」





そうなのです…

啓飛はお仕事のために、春から
一人暮らしをしています。


あまり遠くではないんだけど、いつまでも親に迷惑かけたくないと言って

隣の駅の近くにアパートを借りたんだ。




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