年上王子のお嫁さん☆


なので、もう

啓飛とはお隣じゃないのです。



啓くんママに会うため、この家に遊びに来たりはするけど

啓飛がいない家は、なんだか寂しくて……


啓くんママも、どこか寂しそうだった。





「…俺のいない間になんかあった?」


「え…?」




慌てて顔を隠す。


そんな風に見えてたのかな…




「ち、違うよ!!ただ…

ただ、啓飛と会えないから、寂しかったの。」




言った直後から、顔が熱くなる。


……なんて恥ずかしいこと言ってんだろう…



熱くなる顔を隠すように俯くと、頭上から笑い声が聞こえた。




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