年上王子のお嫁さん☆
「今日、ホントは…啓飛とお出かけしたかったの。
なかなか会えないから、ドライブとか行きたいなぁ…って。
でも、こんなに……」
こんなに腰が痛いんだもん。
無理だょ……
泣きそうになって俯いていると、啓飛が近づいてきた。
「…要は、俺と一緒にいたいんだろ?」
意地悪に笑って
チュッ と触れた唇。
あたしは、ただコクコク頷く。
「だったら、またには家でゆっくりするのもいいんじゃね?
出かけてばっかりは疲れるだろ。」
「…え……」
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