年上王子のお嫁さん☆
ちょっと、コドモ過ぎるかと思ったけど
あたしは拗ねてしまう。
まだ、お子ちゃま。
ガキんちょ。
「華〜…ごめんって。
今日は家でゆっくりしよ?」
「……サイテー。」
「そうだ、ゲーム!!
ゲームしよう!!」
「……変態。」
言葉も聞こうとしないあたし。
啓飛も、ちょっと戸惑ってる。
だって今日は…
「今日…」
「え?」
あたしがアリのように小さな声で呟くと、啓飛が耳を近付ける。
そのおかげで、あたしの情けない顔を見られなくて済むけど。
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