DislikeMan~男なんて嫌い~



バスは私が降りるべき場所に来ていた。


あわててボタンを押して、お金を払って降りる。


家に向かって歩きながら、まだ頭の中はすっきりしない。


あ、早苗に用があるって言ったけど、実際は何もないんだけど、1人になりたかったから。


別に早苗に聞くほどのことじゃないからいいんだけど。


でも、やっぱすっきりしないしなぁ……。


とりあえず差し当たりは、薪坂さんのお姉さんに連絡すべきかどうか。


薪坂さんから連絡が行ってそうな気もするんだけど。


ん~、よし。


やっぱり早苗に電話してみてから、どうして早苗が薪坂さんの事故のことを知ってたのかを聞こう。


それが手っ取り早いでしょ。


そう決めるとちょっと気が楽になった。


部屋の鍵を開けて、靴を脱いで気がついた。


「……この花なに?」


玄関の横の棚に置いてあった花。


差出人は不明だけど、宛先はきっと私。


でも、なんで玄関にあるんだろう。


ドアを開けなければ玄関には入れないわけで、鍵を持ってるのは私と早苗だけだから、ドアが開いてない限り玄関の中に置くことは不可能。


なんなんだよ、マジで。
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