兎心の宝箱【短編集】

「何故……?」

男の醜い顔が歪んで問い掛ける。

「あんたが! あんたが! お父さんとお母さん、そして私を殺したからでしょうがぁ!」

更に深く包丁が突き刺さる。

母が、私の手を止めようとする。

なんで止めるの?


コイツがお母さんを殺したんだよ。

遠くからサイレンの音が聞こえてくる。







夢……



じゃない?

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