純粋
おいしかった~。


本当に金賞だったんだよかった。


先輩もうれしそうだし。


先生みんなも笑っている。


今年のコンクールはいいことだらけで幕を閉じた。


何より嬉しかったのは先生が来てくれたことだった。


先生方が帰るときだった。


「私たち先に帰りますね」


「はい、ありがとうございました」


顧問の先生がお礼を言った。


「あの、突然ですけど、皆月をちょっと借りていいですか?」


「は、はい・・・」


顧問の先生が返事をした後にぼーっとしている腕を秋吉先生は引っ張って行った。


ちょ、ちょっと!


みんなの前で・・・



< 157 / 258 >

この作品をシェア

pagetop