聞こえる。


2週間後…


「拓海くん!おはよー!」


後ろから元気で…それでもどこか落ち着いた声がした。


「おはよう、小百合」


その声の主に返事をする。
あれから色々あり…俺も小百合も親戚の家に住んでいる。
お互い親戚がとても優しくて、本当の家族のように扱ってくれるのは幸運だった。
あの日から俺の頭痛はなくなった。
小百合も貧血のあとはなくなり、元気に体育まで出来るようになった。
びっくりしたのは小百合がとてもスポーツが得意だったと言うことだ。


俺達は失っていたものを…少しずつ取り戻している。
そなために失ったものもあるけれど…
小百合もそれは…たぶん同じだと思う。



そして…昨日が終わり…今日が始まる。そして明日がきて……ふと横を歩く小百合を見る。



「?」

「なんでもないよ」



母さん…この子が俺が生きる理由です---……



そんなことをよく思うのは…俺の秘密です。





-END-
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