精神の崩壊
 ジョリジョリッ……

 「ギャーーーーッ」

 グチャグチャッ……

 〈アヒャヒャ……〉
  
 肉が削げ落ちる嫌な音と共に、あゆみの悲鳴と女の狂った笑い声が聞こえる。
 
 女は、あゆみの脚の皮膚をナイフで剥ぎ出した。
 
 グチャリ……

 〈イヒヒヒッ…ウヒャ……〉

 ズブズブグチャッ……

 「ギャヤーーーーッ……」

 ジョリッ…グチャッ……

 〈ヒャヒャヒャ…イヒヒヒッ……〉
 
 女は脚の皮膚を剥ぎ取りながら、不気味に笑っている。
 
 「ヒィーーッ……」
 「止めてーーーーっ」
〈ヒヒヒッ…ワキャッ……〉

 グチャグチャッ……

 「ギヤャーーーーッ」
 
 あゆみは、その悲鳴を最後に動かなくなった。
 
 痛さに耐え兼ねて、ショック死したのだ。
 
 女は、その後も皮膚剥がし続け、全身の皮膚を剥ぎ取った。
 
 〈ウヒャウヒヒッ……〉

 ズブズブズブズブッ……
 ベチャッ…グチャ……
 
 そして、今度は腹を裂き、内臓を引きずり出た。
 
 ゴリッ…ギコッ…ジョリッ……
 
 今度はあゆみの頭を、額の部分から、鋸で切り出した。
 
 あゆみの頭が割れ、脳みそが
ドロリと出て来る。
 
 そしてあゆみは、皮膚を剥がれ、内臓を抜かれ、頭が割れ、 筋繊維を覗かせた、人体模型の様な姿に為った。
< 18 / 112 >

この作品をシェア

pagetop