精神の崩壊
DVD⑤(芸術までの工程)
 映像が始まると同時に、藤田香苗の逃げ惑う姿が映し出された。

 「キヤーーーーッ」
 「助けてーーーーっ」

 全裸で、重しの付いた足枷をジャラジャラといわせながら、何も無い部屋をドタバタと逃げ回っている。

 それを、女が笑いながら追い掛け回す。

 〈ウヒヒヒヒヒッ〉
 〈ギャハハハハハーーッ〉
 〈よくも私の正春に……〉
 「嫌っ…やめてーーっ」
 〈血祭りだ…ウヒッウヒッ……〉

 ドカーーーーン……

 と言う音と共に、斧が床に食い込む。

 「キヤーーーーッ」

 悲鳴を上げて逃げ回る香苗。

 しかし、足枷のせいで早く走れない……。

 〈ウヒッ…グヘヘヘッ〉

 グシャッ……

 女は、悠々と追い付き、香苗の右手首を切り落とした。

 香苗の手が、床の上にゴトリと落ち、手首から血がピューッと噴き出す。

 「ギャーーーーッ」
 「ひぃーーーーっ」

 それを見て、手首を押さえながら悲鳴を上げる香苗。

 そこへまた斧を振り降ろす。

 〈アヒャアヒャ…ウヒャヒャ……〉

 ドシャッ……

 「ヴギャーーーーッ」

 今度は、右肘から腕が切断された。

 香苗は、切断された自分の腕が、左手でブラブラしているのを見て悲鳴を上げた。
 「ギャーーーーッ」

 それを見て、女は不気味に笑う。

 〈ウヒャヒヒヒヒッ〉
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