隣人の狂気
当たり前だが思うだけで実行する事はなかった。

しかし忘れる事もないまま大人になり、就職して『普通』の毎日を過ごしていた。

そんな、ありきたりで平穏な毎日を誰もと同じように過ごし、それに何の疑問も感じなかったが再び意識させられる出来事が起こった。

我が身に決定的な事件が降りかかった訳ではなく、情報としてもたらされただけだったが俺の感覚に波紋を生んだ。

その上俺に印象づけるように2件立て続けに。

日常の中で『死』に触れたんだ。
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