隣人の狂気
その横顔をワタシの脳みそが認識した瞬間から、それは見てはいけないモノだと本能が警告を発した。

顔だちはどこにでもいるような普通のお兄さんでしかない。

だのにまるでドブ川に浮かんだネズミの死体でも見ているかの嫌悪感で胸が悪くなってくる。

理性は早く目をそらせと急かすが縫い止められたみたいに視線が動かせない。

イヤダ…

コワイ…





あの人は悪い人だ…

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