隣人の狂気
それから数日後には学校とアズマさんの家の中間ぐらいの所に部屋を借りてそこから通学していた。

当然だけど友達や先生の誰も本当の事情を知らないから、鬱陶しいほど同情的で色々世話を焼きたがった。

それらを含めた日々の生活をソツなく過ごしているウチにあっという間に一人暮らしに馴染んだ。

むしろ一人暮らしこそがワタシらしい生き方だとさえ感じる。

アイツらが死んでくれて本当に良かった。
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