隣人の狂気
店の前で更に雑談をした後アズマは帰っていった。
イクエは閉店まで店番をして時間になったら店を閉め、その日の売り上げを集計してから店を出てすぐ上の部屋に戻った。
簡単な食事を済ませテレビを見るともなしに眺めていると、ふと昼間アズマとした雑談を思い出した。
『窓からの眺めがいいんです』
なんとなく窓を見ても通りに面した景色は店からの眺めと大差ない。
多分隣のビルからの眺めも似たようなものだろう。
だがこちらのビルからでないと見えない場所がある。
冷蔵庫から缶ビールを一本取り出すと、それを開けないまま玄関から共用通路に出て手すりから乗り出すように下に目をやる。
はっきり言っていい眺めではない。
イクエは閉店まで店番をして時間になったら店を閉め、その日の売り上げを集計してから店を出てすぐ上の部屋に戻った。
簡単な食事を済ませテレビを見るともなしに眺めていると、ふと昼間アズマとした雑談を思い出した。
『窓からの眺めがいいんです』
なんとなく窓を見ても通りに面した景色は店からの眺めと大差ない。
多分隣のビルからの眺めも似たようなものだろう。
だがこちらのビルからでないと見えない場所がある。
冷蔵庫から缶ビールを一本取り出すと、それを開けないまま玄関から共用通路に出て手すりから乗り出すように下に目をやる。
はっきり言っていい眺めではない。