隣人の狂気
あのテトラポットの上で獲物を待ちながらタバコを吸いまくった。

だが事件が発覚した時、被害者のそばにタバコの吸い殻が落ちていたら決定的な物証になる。

絶対に一つたりとも残して行く訳にはいかない。

そこで昼食用に買って、まだ残っていたジュースのペットボトルを携帯灰皿代わりにした。

タバコの灰は地面につく事さえなく、海風に吹き飛ばされて粉々に散っていった。

吸い殻は火がついたままペットボトルに捨てれば、ジュースの残りを吸って消える。

蓋を閉めれば倒してもこぼれないし、持ち運びも簡単だ。



あの時も蓋をして、そこら辺に投げ捨てながら…

彼に襲いかかった。

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