愛してるの言葉だけで。
私ね、幸信を好きでいると幸せなの。
でも、辛いって感じるのも確かなんだ。
好きな人と四六時中一緒にいるのは嬉しいけど、窮屈に感じる時もある。
ほんの少しだけど……
胸がぎゅうってなって切なくなる。
…苦しいんだよ
今隣にいるのに、幸信が遠い。
あ……
もう少しで家だ。
そう思った時に、すれ違ったおばさんにお辞儀をされた。
私は急なことに何もできなかった。
誰だっけ…
確かに見たことがあるおばさんだった。
私のお母さんと同じぐらいの歳だった…
だけど、
思い出せない。