聖霊の宴
シムの手に握られた、財宝の様に光る盾が凹んでいた。
そんなことは気にしていないのか、シムは剣を振り上げる。
「攻撃力は誉めよう。しかし、防御力はどうかね?」
にやり。と不敵に笑い、シムの刃が振り下ろされる。
「射ぬけ『光波』」
カッ!!っと光り輝くシルクの左腕。
強烈な光がシムの目を射ぬき、わずかに斬撃の軌道が逸れる。
「そして、マリアさんの前方に岩の盾を!!」
シルクが地面に手をあて、魔力を込めると、マリアの下から岩が突起し、前方に岩の盾を形成した。
シムの鋭い刃は岩の盾を簡単に切り裂いたが、威力を半減させられたそれがマリアのポセイドンの槍を貫くことはなかった。
「……くっ、やりおったな悪餓鬼共めが。」
シムの魔力が更に強くなり、鮮血の石が今まで以上に不気味に光り輝いていく。
「受けるが良い。私の最強の攻撃を。ノーム……『絶命の檻』」