聖霊の宴
バガァァッ。と大地が裂け。
シルクとマリアを悠々と飲み込む巨大な檻が、左右からまるで何かの顎の様にバクンと2人を飲み込んだ。
「絶命の檻‐『悠久の箱庭』」
山一つ分はあろうかという巨大な檻に飲み込まれた2人。
標的を永遠に闇の中へと閉じ込める檻は雄大にそびえ立つ。
「絶命の檻‐『搾取の大幹』」
パチン。とシムが指を鳴らし魔力を込めると、悠久の箱庭に張り巡らされた木々の根が集まりだした。
そして中にいる2人にまとわりつくと、その根から魔力と生命力を吸い取る。
「ふはははは。山の頂上に緋色の木が生えた時が貴様らの最期だ。」
ボコ。っと音を立てて山の頂上が突起した。