聖霊の宴
「ふはははは。絶命の檻の前には誰もが無力なのだ。みていろ炎王、貴様の席は私が頂く!!」
ピキキッ。檻に小さな亀裂がはいる。
『――!!シム、絶命の檻の様子がオカシイ。これは……まさか――!!』
ドゴォォォォォオッ!!
山の頂上が弾け飛び、巨大な水柱が強烈な光と共に空に打ち上げられた。
「なんだとぉう!?そんなバカな、私の絶命の檻が、私の力が――」
ドゴッ。と岩盤を蹴り上げ地上にはい上がった2人。
そんな2人を見て、シムがわなわなと怒りに震えていた。
「マリアさん大丈夫ですか?」
マリアは魔力を使いきり、もう立ち上がる力すらも残ってはいなかった。
ガクっと膝を尽く。
「ごめんシルク、私が手伝えるのはここまで。あとは、あなたに託すわ。」
グッ。と突き出された拳にシルクは力強く拳を重ねた。
「任せてください。すぐに終わらせて来ます。」
そう言って飛び降りたシルク。
シムとシルクの最後の戦いが始まる。