聖霊の宴

「ふはははは。絶命の檻の前には誰もが無力なのだ。みていろ炎王、貴様の席は私が頂く!!」

ピキキッ。檻に小さな亀裂がはいる。

『――!!シム、絶命の檻の様子がオカシイ。これは……まさか――!!』

ドゴォォォォォオッ!!

山の頂上が弾け飛び、巨大な水柱が強烈な光と共に空に打ち上げられた。

「なんだとぉう!?そんなバカな、私の絶命の檻が、私の力が――」

ドゴッ。と岩盤を蹴り上げ地上にはい上がった2人。

そんな2人を見て、シムがわなわなと怒りに震えていた。

「マリアさん大丈夫ですか?」

マリアは魔力を使いきり、もう立ち上がる力すらも残ってはいなかった。

ガクっと膝を尽く。

「ごめんシルク、私が手伝えるのはここまで。あとは、あなたに託すわ。」

グッ。と突き出された拳にシルクは力強く拳を重ねた。

「任せてください。すぐに終わらせて来ます。」

そう言って飛び降りたシルク。

シムとシルクの最後の戦いが始まる。





< 89 / 406 >

この作品をシェア

pagetop