聖霊の宴
飛び降りたシルクがシムの前に躍り出る。
「小僧と小娘が子癪(こしゃく)な真似をしおって。」
顔を真っ赤にして怒りを顕にするシム。
シルクはゆっくりと構える。
「なんかだんだんと大天使の羽衣の使い方が分かってきたみたいだ。」
『そうですね。先程の星層の槍はなかなか良い力でしたね。』
カァァアッ。とまばゆくシルクの左腕が光り。
「煌めけ『流星波動』」
何百、何千の小さな光の槍がシムに向かって飛んでいく。
「ノーム『金剛障壁』!!」
シムは大地に眠る炭素をかき集め巨大なダイアモンドの盾を錬成した。
しかし魔力が無くなってきているのかスピードが落ちている。
「……くっ、間に合わない!!」
金剛障壁が完成する間際にシルクの流星波動が貫いた。
しかし、シムは間一髪で金剛障壁の影へと身を隠していた。
ザッ。
「お仕舞いにしましょうシムさん。」
屈みこんだシムの目の前に立ちはだかるシルク。
ついにシムをつかまえた。