ピエロ
『ゆっ...』

言い終わる前に
何かを踏んだ
足元を見る...

それは
使用済みの
コンドームだった

『うわぁ』

俺は
思わず声を上げる...
余計に
由紀が心配になってきた...
『由紀?』

静まり返った部屋に
俺の声と
俺の足音
ダケが響く...

「優...」

寝室らしき部屋から
由紀の
小さくて
消えそうな
声が
聞こえる...
< 25 / 79 >

この作品をシェア

pagetop