ラジカルギャングズGODFATHER
短い吐息の後、「放せよ」という冷静な声がやっと耳に届き、掴んでいた腕を放した。


整いつつある呼吸で、「何か用事か」と呟いた。


「ううん……」

「じゃあ何だ」

「梶山次吉さんって、神田くんの父さん?」


鼻であしらって、半身に構えた。


「この状況で聞くなんて……お前って結構、残酷だよな」


ごめん、そんなつもりじゃ……と口を濁していると、彼は首を左右に振り、冷徹な表情で静かに話した。

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