For You ‐この想い君へ‐
「バカ!キレてんじゃねーよ!」
「じゃあなに」
「…」
松永は顔を片手で覆った
ヒュー………ドーン
「…嬉しいんだよ」
そのままの状態で、ぽそっと松永はつぶやく
(え…)
「俺も…前から、ずっと…お前が好きだったんだよ」
これは夢?それかいつもの冗談?
冗談だったらキツすぎる
「嘘!『なんて言うと思ったか』って言うんでしょ!」
「残念でした。今回は言わねぇよ。これは本当だからな」
そう言う松永とても優しい表情をしていた