For You ‐この想い君へ‐


帰りのバスは二人の口数が少なくなっていた


「…なんか喋ってよ」


「かえるぴょこぴょこみぴょこ…」


「もういい」


「またバッティングセンター行くとか言うからだろ。俺にも何回もさせやがって」


あたし達はあの後またバッティングセンターに行った


それはあたしのリクエストで

ほら、あたし負けず嫌いだから


自分が出来ないから松永にホームランが出るまでやらせた


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