続・恋する心は“あなた”限定

「クリスマスイブの日に、お父さんがお菓子をつまみ食いしようとしたら、由優に阻止させられちゃったのよね〜?」


「ああ。“理緒に一番最初に食べてもらうんだから”って怒られちゃったよ。」

ハハハ…と頭を掻きながら由優のお父さんは笑った。

俺は、少し熱くなった顔を俯けた。


由優と似たような言葉を言ってたなんて、思ってもみなかったことだけに、嬉しくて顔が緩む。


なんかいいな…。
傍にいなくても、思ってることが一緒だっていうのは…。



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