続・恋する心は“あなた”限定

リンゴを剥き終わり、お皿に盛り終えると、由優のお父さんもキッチンに入ってきた。


「お!リンゴの剥き方…すごく上手いな〜!どれどれ、一つ食べさせてもらおうかな…」


「あっ…すみません…。これは…由優に最初に食べてもらいたいんです…。だから……」


スッとお皿に手を伸ばした由優のお父さんに咄嗟に声を掛けると、何やら由優のお母さんと顔を見合わせてニコリと笑った。


お…俺、変なこと言ってしまったんだろうか…?



「理緒君ってば、由優と言ってることが一緒だったから微笑ましいな…って思ったのよ…!」


「え…?」


由優にも同じようなことがあったのか…?



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