続・恋する心は“あなた”限定

「嫌なわけないだろ?俺だって、由優と少しでも長く繋いでいられたら嬉しいよ…。」


ホッとした表情を浮かべる由優の手をしっかりと握って、学校へと入った。


教室に着くと視線がこちらに一気に集中する。


そして……


「理緒君、包海さん、おはよ〜!」


朝とは思えないテンションの声で挨拶をしながら、女子が数人、俺たちの周りに駆け寄ってきた。



< 48 / 304 >

この作品をシェア

pagetop