Eternal Journey  〜永遠の旅路〜
『よ、よく言われます…で、でも…あの…本当にじゅっ、17で忍君と同じなんです…』


やはり見た目は9、10の小柄な少女にしか見えない、いくら本人がそう言おうと二人には17歳には見えなかった


『分かりました、目は嘘をついてなさそうですし…信じましょう』


政次はニコッと笑うと少女の強張っていた表情も少し和らいだ


『ぁっ…あの…し、忍君ど、どうしたんですか?』

『あっ、はい、今はまだ詳しくお話出来ませんがある出来事に巻き込まれて重傷なんです、傷はある程度塞いだのですが出血が酷くて…』

『じゃぁ…あの…わ、私に任せてくれませんか?』

『ですがどうするんですか?』


少女はそう言われると少し黙り、考える、結論が出たのち、頭をあげて政次の顔をみる


『あの…も、もしかしたら信じてもらえないかもしれないけど…わ、私…魔法がつ、使えるんです…』
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