幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-
「罰ゲーム付きなのに
よく笑えんな-。
さすが那都だね-。」
...罰ゲーム。
彼の知らないところで
事は思いの外
進んでるらしかった。
「罰ゲームねぇ....。」
だからみんなソワソワ
してるのか。
確かにニヤニヤこそ
すれど微笑みシーンでは
無い。
「内容ってきまったっけぇ??」
彼は
聞いていないことを
気づくか気づかないか
ギリギリのラインで
問いかけた。
「ちゃんとは
決めてないかも-。」
よかった。
彼は進行状況のすべてを
飲み込んで一息ついた。
立ち回り上知らないのは
危険すぎる。
ただのヘラヘラしたやつに
なるのは彼のプライドが
許さないから。
「じゃあさ-
今片思いの人に、告白メール。に決定しようよ。」
....。