俺様先生と秘密の授業【完全版】
そんなあたしの言葉に。
岸君は、肩から額を離すと、寂しそうに微笑んだ。
「……ダメなんだ。
学校、って言うか。
半端なヤツらの前では、どうしても、力を出せなくて……」
「……岸君」
「でもね。
自分だけの事だったら。
クラスのヤツらと対決なんてしないで、放っておくつもりだったけど。
これ以上誰かを……ううん。
加月さんを傷つけたくないよ」
そう言う、岸君の瞳が、強く輝いた。
「だから、今日の放課後はきちっとキメるつもりなんだ。
そして、あいつらが完全にオレの事をかまわなくなったら……
加月さん。
オレと、付き合ってくれないかな?
君基準で、あんまりイケメンじゃなくて悪いけど。
オレ。
君と一緒なら、今までの自分から、変われるような気がする」
……え?
あまりに突然の岸君の言葉に。
あたしは、驚いて聞き返した。
「き……岸君っ!
そ、それって……!」
「うん。告白のつもり。
加月さん。
オレ、君の事が、とても、とても……
好きだよ」