俺様先生と秘密の授業【完全版】
「……き、岸君っ!
ちょっと、何を……!」
「……手、ごめんね」
「別に、岸君にやられた訳じゃないし」
引っ込めようとした手は。
岸君が放さないまま、彼が更に近づいた。
抱きしめられそうなほどの近さに、横を向くと。
岸君は、身をかがめて、あたしの耳元でささやいた。
「私が……ううん。
……オレが。
しっかりしてれば、しなくて良いはずの、ケガだった」
言って、岸君は。
手を離すと、あたしの肩に軽く、自分の額を預けた。
その様子が、とても落ち込んでいるように見えて。
あたしは、無事な手で岸君の肩に手を添える。
「岸君」
もしかしたら。
……いや、違う、きっと。
岸君も、ココロに、誰にも言えない何かを、抱えているに違いなかった。
岸君は、そのまま、静かにささやいた。
「別に、自分がやられているだけなら、どうってこと無かった。
だけど。
加月さんに、こんなに迷惑をかけるなんて……!」
「別に、あたしは良いのよ。
ただのお節介で、勝手にやったんだから。
それよりも、岸君。
本当は、普通にしてられるなら。
教室でも、このまま居れば良いのに」
ちょっと、何を……!」
「……手、ごめんね」
「別に、岸君にやられた訳じゃないし」
引っ込めようとした手は。
岸君が放さないまま、彼が更に近づいた。
抱きしめられそうなほどの近さに、横を向くと。
岸君は、身をかがめて、あたしの耳元でささやいた。
「私が……ううん。
……オレが。
しっかりしてれば、しなくて良いはずの、ケガだった」
言って、岸君は。
手を離すと、あたしの肩に軽く、自分の額を預けた。
その様子が、とても落ち込んでいるように見えて。
あたしは、無事な手で岸君の肩に手を添える。
「岸君」
もしかしたら。
……いや、違う、きっと。
岸君も、ココロに、誰にも言えない何かを、抱えているに違いなかった。
岸君は、そのまま、静かにささやいた。
「別に、自分がやられているだけなら、どうってこと無かった。
だけど。
加月さんに、こんなに迷惑をかけるなんて……!」
「別に、あたしは良いのよ。
ただのお節介で、勝手にやったんだから。
それよりも、岸君。
本当は、普通にしてられるなら。
教室でも、このまま居れば良いのに」