Love〜私を愛して〜





ある日、タカはこんなメールをよこした。





《つーか、ずっとメールしてるけど、親に怒られない?》





《別に。親、いないも同然だし。》





父親は、私が中学校に上がったとたん蒸発した。





母親は、相変わらず酒浸りな毎日で、家に帰ってくる日は一週間に一度か二度程度。





そんな私は、孤児といっても間違ってはいない。








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