丘の上より




――タッ、タッ、タッ、タッ…





水溜まりを飛び越えたり、踏んだり、健史はとにかく走った。





きっと明日には今どうしても伝えたいことは忘れてしまうだろう。

だったら、今伝えにいきたい。





―――待っててくれ、アクマ。





バスのない丘への道は遠いようだったが、健史にはそう感じさせなかった。





< 115 / 170 >

この作品をシェア

pagetop