カラダから始まる恋ってありますか?

そんな俺の表情を察したのか…ジュンが「昔の知り合いなんですよ」と、爽やかな表情を崩さないまま言った。



その言葉が嘘だという事は明らかだったが


俺は、ジュンのその嘘に乗る事にした。

過去は、誰にでもあるものだ。


ここで、愛美の過去を蒸し返しても、互いに傷つくだけ…。

それなら、何も聞かない方がいい。

知らない方が…互いの為…。


そうだよな?愛美。
だから、さっきから、そんな不安そうな瞳で俺の瞳を見つめるんだろう?



“今のあたしは、あなたしか好きじゃない”



そう訴えるような瞳で。




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