カラダから始まる恋ってありますか?

あたしの言葉を聞いた裕介さんは、何事もなかったように

窓際の席に、ジュンと一緒に腰を下ろした。



「愛美、俺いつものね」


いつもと変わらない口調で話す裕介さん。

ちなみに、裕介さんの“いつもの”とは“オムライスセット”の事。


裕介さんは、店長が作るオムライスが大好物だから。


「分かった。オムライスセットね」


あたしがそう言うと「よく分かってるじゃん」とニカッと笑って言った。



その笑顔に、ちょっとホッとするあたしがいた。



「ジュンは、何にする?」


まだメニューを広げて何にするか決めかねているジュンに「ここのオムライス美味いよ」と声をかける裕介さん。


その様子を見て“きっと大丈夫”と理由もなく、何度も自分の胸に言い聞かせた。




< 228 / 382 >

この作品をシェア

pagetop