カラダから始まる恋ってありますか?


「あのさ…」


彼が、少し戸惑いの表情を浮かべながら言葉を発した。


「はい?」


「あのさ…どう説明したらいいか…」

なんだか、喉になにかが詰まった口調の彼。


あの事だとピンときた…。

「ごめんなさい!」


あたしは、握ったフォークをテーブルに置いて、もう一度


「ごめんなさい!」


と謝った。だって、悪いのは、あたしだから。




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